LINE公式アカウントに申し込みフォーム機能はない【前提】
LINE公式アカウントの申し込みフォームとは、友だち登録したユーザーが、LINEのトーク画面上で予約や注文、問い合わせなどを申し込める入力フォームのことです。
名前・連絡先・希望日時といった必要事項を、ユーザー自身がその場で入力・送信できる仕組みを指します。
前提として、LINE公式アカウントに申し込みフォームを設置する専用機能はありません。そのため、標準機能だけでは申し込みデータを自動で収集・管理することはできません。
とはいえ、チャット機能や外部ツールを組み合わせれば、申し込みフォームと同じ役割を持たせることは可能です。次の章で、具体的な設置方法を3つ紹介します。
LINE公式アカウントで申し込みフォームを設置する方法3選
LINE公式アカウントで申し込みフォームを設置する方法は、以下の3つです。
● チャット機能を活用する
● Googleフォームと連携する
● LINE拡張ツールを導入する
それぞれ詳しく解説します。
チャット機能を活用する
LINE公式アカウントのチャット機能を使い、スタッフが直接ユーザーとやり取りしながら申し込み情報を収集する方法です。
追加費用や特別なツールが不要で、今すぐ始められるシンプルさが最大のメリットです。
まず自動応答メッセージを設定して「お名前・ご連絡先・ご希望日時をご記入ください」という案内を送ります。
申し込みはユーザーから送られてきた返信を受け取る形で受け付けます。

申し込みのあったユーザーにタグ付けをすることで、後から絞り込んで返信することも可能です。
「タグ」とは、ユーザーを分類するためのラベルです。担当者名や初回来店年月、性別など、用途に応じて名称を設定できます。
LINE公式アカウントの基本機能では最大5個のタグが作成でき、友だち(ユーザー)一人ひとりに1個のタグを紐づけすることができます。

さらに、ユーザーごとに「ノート」を残すこともできるため、申し込み内容や対応時の共有事項などを記録しておくことができます。タグやノートを活用することで、チャット上での申し込み受付を整理しながら運用できます。

注意すべき点は、申し込み件数が増えるほど手動対応の負荷が高まり、管理ミスや対応漏れが発生しやすくなることです。
少量の申し込みを試験的に受け付ける段階では向いていますが、業務拡大を見据えるなら早めに次のステップへの移行を検討することをおすすめします。
Googleフォームと連携する
Googleフォームで申し込みフォームを作成し、そのURLをLINE公式アカウントのメッセージやリッチメニューに設置する方法です。
Googleアカウントさえあれば無料で利用でき、複数の入力項目や選択肢を持つ詳細なフォームを手軽に作れます。
Googleフォームを作成してLINEと連携するまでの手順は以下の通りです。
手順①:GoogleアカウントにログインしてGoogleフォームを開く
手順②:フォームのテンプレートを選ぶ
手順③:フォーム名・質問・回答を作成する
手順④:「公開」ボタンからフォームのURLを取得する
手順⑤:リッチメニューなどにURLを設定する
手順①:GoogleアカウントにログインしてGoogleフォームを開く
まずお手持ちのGoogleアカウントにログインします。
GoogleアカウントがなければGoogleフォームを利用できないため、アカウントがない方は作成してください。
参考:トップページ|Google Account
アカウントにログイン後、Googleフォームを開きます。
手順②:フォームのテンプレートを選ぶ
Googleフォームには連絡先情報や申し込み書などのテンプレートが用意されています。

作成したいフォームにあったテンプレートがない場合は空白のフォームから作成しましょう。
手順③:フォーム名・質問・回答を作成する

はじめにフォーム名を作成し、質問項目と質問に対する回答項目を作成していきます。
回答項目はラジオボタン以外にも記述式、チェックボックスなどがあります。

質問を増やしたい場合は右にあるメニューから+ボタンをクリックします。

手順④:「公開」ボタンからフォームのURLを取得する
質問・回答が作成し終わったら、右端にある公開ボタンをクリックします。

公開ボタンをクリックすると公開範囲が表示されるので「リンクを知っている全員」に設定します。

「公開」をクリックするとフォームのURLが表示されるので、コピーします。

手順⑤:リッチメニューなどにURLを設定する
フォームのURLをコピーして取得できたら、メッセージやリッチメニューに設定してユーザーが回答できるようにしたら連携完了です。
リッチメニューへの設定の仕方は以下の手順です。
手順①:LINE公式アカウント (LINE Official Account Manager)管理画面にログイン
手順②:「リッチメニュー」を選択し、「作成」をタップ
手順③:テンプレートを選択し、リッチメニューの画像を設定
手順④:アクションで「リンク」を選択、作成したフォームのURLを設定
手順⑤:アクションラベルを設定
手順⑥:メニューバー設定の各項目を選択し、「保存」

ただし、ユーザーがLINEの画面から離れて外部のフォームに移動する必要があるため、離脱が起きやすいという弱点があります。
また、フォームの回答とLINEの友だち情報が自動で紐づかないため、顧客管理への活用には別の作業が必要です。
LINE拡張ツールを導入する
有料にはなりますが、LINE公式アカウントの機能を拡張するツールを導入してLINE上でフォームを作成・管理する方法もあります。
LINE画面内でフォームの入力から送信までが完結するため、外部サイトへの移動が不要でユーザーの離脱率を抑えられます。
拡張ツールの最大のメリットは、フォームの回答データが自動で友だち情報と紐づく点です。
申し込み内容に基づいたタグ付けやセグメント配信ができるので、申し込み後のフォローアップ・ステップ配信・リマインド送信まで自動化できます。
顧客管理とLINEマーケティングを一体的に運用したい場合に最も効果的な方法です。
LINE公式アカウントから申し込みを受け付けるメリット
LINE公式アカウントで申し込みフォームを活用すると、顧客管理や業務効率化の上でメリットが多くあります。
詳しい内容を見ていきましょう。
開封率・回答率がメールより高い
LINEのメッセージ開封率はメールの2〜4倍ともいわれており、フォームへの誘導リンクをLINEで送ることで、より多くのユーザーに確実に届けることができます。
プッシュ通知でリアルタイムに気づいてもらいやすく、回答のタイムラグも少なくなります。
こうした「届きやすさ」と「気づかれやすさ」の両方が、フォームの回答率をメール案内よりも高める要因となり、結果として申し込み数の増加や機会損失の防止につながります。
友だち追加からそのままフォームへ誘導できる

友だち追加時の自動応答メッセージなどにフォームへのリンクを設置することで、友だち追加と同時にスムーズに申し込み画面へ誘導できます。
ユーザーはわざわざブラウザで検索したり別のアプリを開いたりする必要がなく、LINEから簡単に申し込みフォームへ遷移できます。
申し込みのハードルを下げることで、フォームへのアクセス数と回答率の向上が期待できるというわけです。
申し込みデータを顧客管理・配信に活かせる
拡張ツールを活用することで、フォームで収集した申し込み情報(氏名・連絡先・属性など)をLINEの友だち情報と自動で紐づけて管理できます。
「VIP会員」「初回利用者」といったタグを付与してセグメント配信を行ったり、申し込み後のタイミングで特典クーポンを自動送信したりすることが可能です。
フォームは単なる受付窓口にとどまらず、その後のマーケティング施策の起点として機能します。
Googleフォームなども活用できる
Googleフォームや拡張ツールを活用することで、プログラミングやシステム開発の専門知識がなくてもフォームを作成・運用できます。
管理画面上での操作が直感的で、現場のスタッフがそのまま運用できるケースがほとんどです。
対応の自動化で業務負担を削減できる
拡張ツールを利用すれば、申し込みの受付・確認・完了通知・リマインド送信まで一連の対応を自動化できます。
スタッフが常時待機していなくても24時間365日、申し込みを自動で受け付けて完了メッセージを返すことが可能です。
電話・メール対応に費やしていた時間をサービス提供や顧客対応の質向上に充てられるようになり、業務全体の生産性が上がります。
LINE公式アカウントで申し込みフォームをうまく活用するポイント
LINE公式アカウントで申し込みフォームを活用するには、いくつかコツがあります。
うまく利用しなければ、かえって離脱率が高まることもあるので注意しましょう。
ここではLINE公式アカウントでの申し込みフォーム活用のポイントを解説します。
回答項目の内容や数を工夫する
フォームの入力項目が多いほど、ユーザーの回答負担が高まり離脱率が上がります。
必須項目は最小限に絞り、氏名・連絡先・希望日時など申し込みに必要な情報だけを入力してもらうよう設計してください。
チェックボックスなどの選択回答を積極的に活用することで、入力の手間を減らし回答率を高められます。
また、スマホ一画面で収まる量を目安にすると、ユーザーにとってストレスの少ないフォームになります。
申し込みフォームが目に付くように設置する
申し込みフォームへの入口が分かりにくければ、存在自体に気づいてもらえません。
LINE公式アカウントのリッチメニューにフォームへのリンクを設置することで、ユーザーがトーク画面を開くたびに申し込みボタンが目に入るようになります。
リッチメニューへの設置は、リッチメニューを作成し、タップアクションにリンクを設定してフォームのURLを入力するだけで完了します。
リッチメニューの設定の仕方はこちらの記事も参考にしてください。
画像とテキストを組み合わせた視認性の高いデザインにすることで、タップ率が大幅に向上します。
利用者に特典を用意する
フォームへの回答を促すために、回答者への特典を設けることが効果的です。
「フォームからご予約いただいた方に初回限定クーポンをプレゼント」などの仕組みを作ることで、申し込みのモチベーションを高められます。
ユーザーにとっても申し込みのメリットが明確になるため、回答率の向上に直結します。
LINE公式アカウントで申し込みフォームを活用する際の注意点
LINE公式アカウントで申し込みフォームを活用する際の注意点は以下の通りです。
個人情報の取り扱いに注意する
フォームで個人情報を収集する場合は、プライバシーポリシーを明示し、データの取得目的・利用範囲・管理方法をユーザーに明確に伝える必要があります。
個人情報保護法およびLINEの利用規約に準拠した運用を徹底してください。
フォームの入力画面や送信確認画面に「個人情報の取り扱いについて」へのリンクを設置することで、ユーザーの不安を軽減し、回答率の向上にもつながります。
自動返信メッセージを利用する
申し込みが完了した際に返信メッセージを送らないと、ユーザーは申し込みが正しく受け付けられたかわからず、不安を感じます。
申し込み完了後の「受付完了のご連絡」を自動送信する設定を推奨しています。
ユーザーの安心感を高めるとともに、申し込み後のコミュニケーションをスムーズに始める効果があります。
LINE公式アカウントでの申し込みフォーム活用事例
申し込みフォームはサービスの予約や会員登録以外にも、採用応募にも活用できます。
ここでは、さまざまな申し込みフォームの活用方法を紹介します。
予約申し込みフォーム|愛知牧場(レジャー施設)

出典:LINEでの集客で受付開始から数日で満員に!電話対応ゼロで管理工数80%削減!|導入事例 KAKERU
愛知・名古屋エリアで観光牧場を運営する愛知牧場では、イベントや体験プログラムの予約受付をすべて電話とFAXで行っていました。
予約状況は紙とExcelで管理していたため、時間の重複や二重予約といった人的ミスが頻発し、リアルタイムでの対応も困難な状況でした。
KAKERUを導入してLINE上でのイベント予約フォームを構築することで、受付・管理・当日チェックインまでをデジタル化・自動化。

出典:LINEでの集客で受付開始から数日で満員に!電話対応ゼロで管理工数80%削減!|導入事例 KAKERU
LINEでの告知と組み合わせることで受付開始から数日で満員になるほどの集客効果を発揮し、電話対応はゼロになりました。
以前は4名で行っていた予約管理がパート1名で対応可能になり、管理工数を80%削減することに成功しています。
会員登録フォーム|スターキャット株式会社(映画館)

出典:デジタル会員証で顧客情報をフル活用!クレジット決済で窓口業務も削減|導入事例 KAKERU
名古屋市内で映画館を運営するスターキャット株式会社では、会員申し込みと年会費の支払いをすべて窓口での現金対応で行っていました。
来場時のポイント付与も手作業で対応していたため窓口業務に時間がかかり、紙の会員証ではデータが取れず顧客分析も難しい状況でした。
KAKERUを導入して、LINE上で会員登録フォームとクレジット決済を一体化。

出典:デジタル会員証で顧客情報をフル活用!クレジット決済で窓口業務も削減|導入事例 KAKERU
窓口での申し込み・支払い業務を大幅に削減し、QRコードをかざすだけでチェックイン&ポイント付与が完結する仕組みを構築しました。
デジタル会員証で蓄積された顧客データを活用したターゲット別キャンペーンにより、リピート率・売上の向上を実現しています。
採用・面接申し込みフォーム|N様(飲食業・10店舗展開)

出典:面接調整やリマインド機能で個別対応が不要に!採用業務工数を約80%削減|導入事例 KAKERU
愛知・岐阜エリアで飲食店を10店舗展開するN様では、各店舗のスタッフ採用において月平均20〜40件以上の面接日程調整を電話やLINEで個別対応していました。
ドタキャンも多く、履歴書・身分証・口座情報などの書類管理が店舗ごとにバラバラで、採用担当者の負担が深刻な状況でした。
KAKERUのオリジナル面接予約・採用管理機能を導入することで、応募から面接日程調整・書類提出・進捗管理までをLINE上で完結できる仕組みを構築。


出典:面接調整やリマインド機能で個別対応が不要に!採用業務工数を約80%削減|導入事例 KAKERU
最短3分で面接日時が決定し、当日の自動リマインド配信でドタキャンを大幅に削減。
採用業務の工数を約80%削減することに成功しています。
LINE公式アカウントで自社にカスタマイズした申し込みフォームを活用する方法
LINE公式アカウントを活用した申し込みフォームの設置は、電話・メール対応の手間を削減し、収集したデータを顧客管理やマーケティングに活かすための有効な手段です。
以下の段階的なステップで取り組むことで、現場の負担を抑えながら仕組みを整えていくことができます。
① まずチャット機能で試してみる
② Googleフォームでデータ管理を整える
③ 拡張ツールで自動化・一元化を実現する
自社の業種・業務フロー・規模感に合わせた申し込みフォームの仕組みをLINEに組み込みたい場合は、KAKERUへのご相談をおすすめします。
KAKERUでは、業種や現場の課題に合わせたカスタマイズ型の構築が可能です。
「何から始めればいいかわからない」という段階でも、気軽にお問い合わせください。
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