リッチビデオメッセージとは

リッチビデオメッセージとは、LINE公式アカウントで動画を配信できるメッセージ形式です。
トーク画面に表示されると動画が自動で再生されるため、ユーザーの目に留まりやすい点が特徴です。また、動画の下部にはアクションボタンを設置でき、Webサイトやキャンペーンページなどへスムーズに誘導できます。
画像やテキストだけでは伝えにくい商品の魅力やサービス内容を分かりやすく伝えられるため、新商品の紹介やキャンペーンの告知など、さまざまなマーケティング施策で活用されています。
メッセージ配信と比較したリッチビデオメッセージのメリット
まずは配信者側のメリットを箇条書きでまとめます。
● 自動再生されるため、ユーザーのアクションを待たずに訴求できる
● テキストや画像と比べて、商品やサービスの魅力が伝わりやすい
● 動画の再生中や終了後、スムーズにECサイトなどへ誘導できる
● 無料プランを含むすべてのLINE公式アカウントから利用できる
開封されたタイミングで自動再生されるため、通常の動画視聴に必要な「興味を持ってもらう」「再生ボタンを押してもらう」というステップを省けます。
映像と音声を使って訴求でき、テキストや画像では伝わりきらない魅力をアピールできることもメリットです。
スムーズにECサイトなどへ誘導できるほか、無料プランで利用できることもリッチビデオメッセージの魅力といえるでしょう。
リッチビデオメッセージの利用料金
先述したように、リッチビデオメッセージの料金は無料です。LINE公式アカウントのプランは全部で3種類ですが、すべてのプランで機能を利用できます。
ただし、無料で配信できるメッセージの数は、契約するプランによって次のように変わります。
| コミュニケーションプラン | ライトプラン | スタンダードプラン | |
|---|---|---|---|
| 月額固定費 | 0円 | 5,000円 | 15,000円 |
| 無料メッセージ | 200通 | 5,000通 | 30,000通 |
| 追加メッセージ | 不可 | 不可 | ~3円/通 |
※すべて税別
送信するメッセージの数に応じて、最適なプランを選びましょう。
リッチビデオメッセージと通常の動画配信の違い
LINE公式アカウントでは、リッチビデオメッセージ以外にも動画を送信する手段があります。通常の動画配信との違いを、3つのポイントから見てみましょう。
再生方法
自動再生されるかどうかが大きな違いです。
リッチビデオメッセージの場合、ユーザーがメッセージを開いた段階で、無音再生が始まります。動画をタップすると、ミュートが解除される仕組みです。
一方、通常の動画配信は自動再生されません。ユーザーが動画部分をタップして初めて再生されることが、通常の動画配信の特徴です。
再生方法の違いにより、ユーザーの目に留まりやすい点はリッチビデオメッセージの特徴です。
表示されるサイズ

リッチビデオメッセージは、横長・正方形・縦長など複数のアスペクト比に対応しています。
一方、通常の動画配信は吹き出しと同じ幅で表示されるため、表示サイズが比較的小さくなります。
そのため、縦型動画ではリッチビデオメッセージの方が画面を大きく使えるため、視覚的な訴求を行いやすい点が特徴です。
アクションボタンの有無

視聴完了後にアクションボタンを設置できるため、そのまま予約や購入の手続きへつなげやすく、コンバージョン(申し込みや購入)の成立に向けてスムーズに誘導できます。
一方、通常の動画配信には、アクションボタンを設置できません。再生完了をもって一連の流れが途切れるため、行動喚起の機会を逃しやすいでしょう。
リッチビデオメッセージの活用例
リッチビデオメッセージは、動画ならではの表現力を活かして、商品やサービスの魅力を分かりやすく伝えられる機能です。認知拡大だけでなく、予約や購入などの具体的なアクションにつなげたい場面でも活用できます。
ここでは、効果をさらに高めるために有効な活用例を3つご紹介します。
新商品(サービス)のプロモーション
新商品や新サービスは、画像やテキストだけでは魅力が十分に伝わらないことがあります。
リッチビデオメッセージを活用すれば、商品の使用シーンや特徴を動画で紹介できるため、ユーザーが利用イメージを持ちやすくなります。
例えば、商品の使い方やビフォーアフターを紹介したり、画像では伝えにくい質感や動きを表現したりすることで、購入や問い合わせにつながりやすくなるでしょう。
イベントやクーポンの紹介
イベント開催やクーポン配布の告知にも、リッチビデオメッセージは効果的です。
動画でイベントの雰囲気や魅力を伝えたあとに、アクションボタンから応募ページやクーポン取得ページへ誘導することで、スムーズな行動喚起につながります。
また、有効期限が近いクーポンのリマインド配信にも活用でき、来店やサービス利用を後押しする施策としても有効です。
ユーザーのお悩み解決
商品やサービスで解決できる課題を動画で紹介する活用方法もあります。
例えば、ハウスクリーニング業であれば、「普段の掃除では落ちにくい浴室の汚れをきれいにする方法」を動画で紹介し、そのまま予約ページへ誘導するといった使い方が考えられます。
動画を活用することで、作業内容や専門性を分かりやすく伝えられるため、サービスへの理解や安心感を高める効果が期待できます。
リッチビデオメッセージの使い方
ここまでにご紹介したメリットをしっかりと享受するためには、作成から配信までの流れを詳しく理解することが重要です。
ここでは、リッチビデオメッセージの作り方と配信方法について、キャプチャを交えながらわかりやすく図解します。
リッチビデオメッセージのアップロード方法
まずはアップロードの手順をご紹介します。
手順①:LINE Official Account Managerからリッチビデオメッセージを開く
手順②:動画をアップロードしてアクションボタンを設置する
手順①:LINE Official Account Managerからリッチビデオメッセージを開く

LINE Official Account Managerにログインします。
左側に表示される「メッセージアイテム」にカーソルを合わせて、「リッチビデオメッセージ」をクリックしましょう。
手順②:動画をアップロードしてアクションボタンを設置する

保存するときのタイトルになる「アイテム名」を100文字以内で入力します。
続いて、あらかじめ作成した動画をアップロードしましょう。
「ここをクリックして、動画アップロードしてください」と表示されたボックスをクリックし、ファイル一覧から配信したい動画を選びます。
添付できる動画のフォーマットは「MP4」「MOV」「WMV」の3種類、ファイルサイズは200MB以下です。
最後にアクションボタンを設置します。動画のみを配信したい場合は「表示しない」の選択も可能です。

デフォルトのメッセージに加えて、20文字以内で任意のメッセージも記入できます。
登録が完了したら、画面下部の「保存」ボタンをクリックしましょう。
リッチビデオメッセージの配信方法
続いて、事前に作成したリッチビデオメッセージの配信方法をご紹介します。
手順①:LINE Official Account Managerから「メッセージ配信」を開く
手順②:あらかじめ作成したリッチビデオメッセージを添付する
手順③:配信先と日時を決めて配信ボタンをクリックする
手順①:LINE Official Account Managerから「メッセージ配信」を開く

まずはPCからLINE Official Account Managerを開きます。
ホーム画面の左側にあるメニューバーから、メッセージ配信にカーソルを当て、「メッセージ作成」をクリックしましょう。
手順②:あらかじめ作成したリッチビデオメッセージを添付する

画面下部にスクロールすると、メッセージの入力画面が表示されます。
このなかからビデオのマークをクリックしましょう。

入力欄に「リッチビデオメッセージを選択」と表示されました。この画面をクリックして、事前に作成した動画ファイルを選択しましょう。
手順③:配信先と日時を決めて配信ボタンをクリックする

動画の添付が完了したら、配信先と配信日時を決定します。
配信する日時が決まっている場合は、日付と時間を選んで配信ボタンをクリックしましょう。
すぐに投稿したい場合は「いますぐ配信」を選択して、配信ボタンをクリックすれば投稿完了です。
リッチビデオメッセージを利用するときの注意点
訴求力が高い一方で、いくつかの注意点があることもリッチビデオメッセージの特徴です。適切に運営できるように、4つの注意点も確認しましょう。
リッチビデオメッセージの基本仕様・制限を踏まえて制作する必要がある

出典:リッチビデオメッセージ|LINEヤフー マーケティングキャンパス
添付できる動画のファイルサイズは200MB以下です。推奨されるファイル形式も守り、仕様や制限を踏まえて動画を制作しなければなりません。
また、動画の再生時間が長いと、トークルームを閉じられたり、途中で脱落されたりする確率が上がるため、まずは30秒程度を目安に反応を見てみましょう。
最後まで視聴してもらえると、大きなアクションボタンを使って、ECサイトなどに誘導しやすくなります。
短時間で要点を伝える構成を意識し、最後まで視聴してもらえるよう制作することがポイントです。
動画を作る必要があるため通常のメッセージ配信よりもコストがかかる
テキストや画像のみのメッセージとは異なり、動画撮影や編集の手間とコストがかかります。
とくに動画制作を外注する場合、高額なコストが発生しやすいです。反響によっては投資を回収できず、期待した効果が得られない可能性があります。
外部委託する場合は、LINE運用の実績がある制作会社を選定しましょう。
メッセージに比べて通信容量を多く消費する

出典:LINE 公式ブログ
動画はテキストや画像よりも通信容量が大きくなります。
ユーザーの通信環境によっては、再生に時間がかかったり、動画の視聴を避けられたりする可能性があります。
そのため、配信頻度や動画の長さを考慮しながら運用することが大切です。
動画特有のユーザーニーズを研究する必要がある

出典:ユーザーがLINE公式アカウントに期待していること|LINEヤフー マーケティングキャンパス
ユーザーは短時間で多くの情報を得たいと考える傾向があります。動画の完走を実現するために、ユーザーニーズの研究が不可欠です。
たとえば「冒頭5秒で興味を引く設計にする」「無音スタートを前提としたビジュアルを重視する」といった対策を講じるとよいでしょう。
また、アクションボタンとの連動を意識するのもポイントです。
「購入」「予約」といった目的から逆算して、アクションボタンとのつながりのある動画を作りましょう。
リッチビデオメッセージでユーザー獲得を狙うなら
リッチビデオメッセージは、自動再生やアクションボタンを活用することで、商品やサービスの魅力を効果的に伝えられる配信方法です。
一方で、成果を高めるには動画の内容だけでなく、配信タイミングや配信対象、配信後の効果検証まで含めて運用することが重要です。
LINE拡張サービス「KAKERU」では、セグメント配信や顧客管理、効果測定など、LINE公式アカウントの運用を支援する機能を提供しています。
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