この記事で指す「集客」とは?
この記事では、LINE公式アカウントに追加してもらった友だちに情報を届け、来店・予約・購入・イベント参加などの具体的な行動につなげることを「LINE集客」とします。
友だち追加してもらうことや、メッセージを配信すること自体が目的ではありません。最終的な行動につなげることが重要です。
そのため、
友だち追加 → 情報を届ける → 興味・関心を高める → 予約・来店などの行動 → 再来店・リピート
までを一つの流れとして考えます。

なぜLINE公式アカウントが集客に向いているのか?
LINE公式アカウントが集客に活用されているのは、単に利用者が多いからではありません。
特に、以下の3つの点がLINE集客の強みです。
● 幅広いユーザーにアプローチできる
● 一度つながった顧客と継続的にコミュニケーションできる
● メッセージやクーポンなどで来店・購入につなげやすい
幅広いユーザーにアプローチできる
国内のLINE月間利用者は約1億人(2026年3月末時点)にのぼり、日本の人口の約8割をカバーしており、年齢や性別を問わず多くのユーザーにアプローチできます。
そのため、飲食店や美容室などの店舗ビジネスから、ECサイトやサービス業まで、さまざまな業種で集客チャネルとして活用できます。

一度つながった顧客と継続的にコミュニケーションできる
LINE公式アカウントでは、友だち追加してもらったユーザーに対して、継続的にメッセージを届けられます。
新規顧客を集めて終わりだけでなく、友だち追加後も継続的に情報を届けることで、商品やサービスへ興味を高められることがLINE集客の大きな特徴です。

購入や予約までつなげやすい
LINE公式アカウントには、メッセージ配信だけでなく、クーポンやリッチメニュー、ショップカードなど、顧客の行動を促す機能が用意されています。
たとえば、飲食店であれば、リッチメニューに予約導線を用意しておくことで、配信内容に興味をもってくれたユーザーが、LINE上ですぐに予約することができます。

LINE集客でやること3ステップ
LINE集客を成功させるには、以下の3つのステップで進めます。
1.事前準備:何を成果にするか決める
2.友だちを増やす:接点を作り、登録してもらう
3.配信して行動につなげる:誰に・何を届けるかを考え、来店や予約につなげる
ステップ①|事前準備
「LINEから何を増やしたいか」を決める
LINE集客を始める前に、「友だちを何人増やすか」ではなく、最終的に何を増やしたいのかを決めましょう。
たとえば、以下のような成果が考えられます。
● 月間の予約件数
● 月間のクーポン利用数
● 月間の問い合わせ件数
● イベントの参加人数
● ECサイトでの購入件数
最終的な成果から逆算して、LINEの施策を考えます。
目標に合わせたLINEの導線を設計する
決めた成果につながるよう、友だち追加後の導線を整えます。
ユーザーがLINEを開いたときに「次に何をすればいいか」が分かる状態にしておくことが重要です。
例えば、予約を増やしたいなら「予約する」、問い合わせを増やしたいなら「お問い合わせ」のように、最終的な成果につながる導線をリッチメニューなどに設置します。

リッチメニューの詳しい作成方法や解説はこちら。
ステップ②|友だちを増やす
店頭QRコードで接点を作る
実店舗を運営している場合は、QRコードを使った案内が基本かつ効果的です。
設置場所と訴求文言の組み合わせ例を紹介します。
●レジ横:「LINE友だち追加で使える500円OFFクーポン配布中!」
●テーブル:「友だち追加で○○を無料プレゼント!」
●レシート:「次回来店で使えるクーポンをLINEで配布中!」

ただ設置するだけでなく、スタッフからの一言も友だち追加率を左右します。
「LINEやってます」だけでなく、何がもらえるのか・何が便利なのかまで伝えるのがポイントです。
SNS・自社サイトで接点を作る

Instagramのプロフィールや自社サイトのトップページ、キャンペーンページなどに友だち追加リンクを設置します。
「LINE限定クーポン配布中」のように、登録する理由を明記することがポイントです。
また、SNSからLINE公式アカウントへ誘導する方法をこちらで詳しく解説しています。
LINE広告で接点を作る

出典:知っておくべき基本用語集 | LINEヤフーマーケティングキャンパス
自然流入だけでは接点を増やしにくい場合は、LINE広告を活用して友だち追加を促す方法もあります。
新規顧客を増やしたい場合や、商圏が広い場合、キャンペーンを大きく告知したい場合に向いています。
広告費をかける前に、「登録した後に何をしてもらうのか」を決めておくことが重要です。
友だちを増やすだけでなく、予約・購入などの成果につなげる設計をセットで考えましょう。
認証済アカウントを取得する
LINE公式アカウントには、誰でも開設できる「未認証アカウント」と、LINEヤフーの審査を通過した「認証済アカウント」があります。
認証済アカウントでは、認証バッジが付与されるほか、LINEアプリ内の検索結果にも表示されるため、ユーザーから見つけてもらいやすくなるメリットがあります。
友だちを増やす主軸というより、LINE内での認知経路を広げたい場合に検討したい施策です。

ステップ③|配信して行動につなげる
友だちを集めたら、次は「何を配信するか」を考えます。
ポイントは、ただキャンペーンを告知するのではなく、誰に・何を届けるかを考えることです。
「誰に・何を届けるか」を考える
友だち全員に同じ内容を配信するのではなく、対象を分けて配信することで、メッセージの反応率が高まります。
LINE公式アカウントの標準機能でも、年代・性別などの基本属性であれば絞り込み配信が可能です。
まずはこうした属性ベースの出し分けから始めると良いでしょう。

出典:知っておくべき基本用語集 | LINEヤフーマーケティングキャンパス
一方で、来店・購入などの行動履歴をもとに配信対象を分けると、さらに反応率を高めやすくなります。
● 初回来店客 → 初回限定クーポン
● リピーター → 会員限定キャンペーン
● イベント参加者 → 次回イベントの案内
● クーポン利用者 → 次回利用特典
● しばらく来店していない人 → 再来店キャンペーン
こうした行動履歴に基づく細かい出し分けは、標準機能だけでは対応しにくい場合もあります。
より反応率を高め、成果につなげたい場合は、後述するLINE拡張機能もあわせて検討してみてください。
興味関心を高める配信をする
LINEでは、クーポンやキャンペーンなどの「今すぐ行動してもらうための情報」だけでなく、商品やサービスへの興味を高める情報も継続的に届けることが大切です。
そこで、商品の魅力や活用方法、役立つ情報、新商品など、「知りたい」「見てみたい」と思ってもらえる情報を届け、次の来店や購入を考えるきっかけを作ります。
例えば、飲食店なら新メニューやおすすめの楽しみ方、美容室なら季節に合わせたヘアケアやおすすめのカラーなどが考えられます。
重要なのは、「何を売りたいか」だけで配信内容を決めるのではなく、「顧客が今どんな情報を知りたいか」から考えることです。

行動を促す配信をする
興味を持ってもらったら、次は「いつ・何をすればいいか」が分かる情報を届けます。
● 期間限定クーポン
● セール・キャンペーン
● 予約受付の案内
● クーポン期限のお知らせ
● イベントのリマインド
たとえば、以下は「イベントの参加」を目的とした配信の例です。

このように、行動を忘れないためのリマインドを組み込むことで、申し込みだけで終わらせず、実際の来店・参加につなげやすくなります。
配信結果を分析して改善する
配信後は、開封率やクリック率、クーポン利用数などを確認し、反応の良かった配信内容や導線を次回の施策に反映します。
LINE公式アカウントで集客に成功した企業事例
LINE公式アカウントを集客に活用する際は、友だちを増やすことだけを目的にするのではなく、友だち追加後にどのような情報を届け、どのように来店や予約などの行動につなげるかまで考えることが重要です。
そのためには、ユーザーが必要な情報へたどり着きやすい導線を整えること、LINEに登録するメリットを用意すること、顧客の属性やニーズに合わせて配信内容を変えることなど、複数の施策を組み合わせる必要があります。
ここでは、LINEを活用して顧客との接点づくりから、情報提供、来店・予約につなげるまでの流れを具体的な事例とともに紹介します。
タブ型リッチメニューでイベント情報への導線を整理
イベントや大会を複数開催している場合、LINEで案内する情報も多くなります。
参加者が「開催日を確認したい」「エントリーしたい」「会場を確認したい」と思ったときに、必要な情報へすぐにたどり着けるようにすることが、参加・エントリーにつなげるうえで重要です。
そこで活用できるのが、タブ型のリッチメニューです。

こちらの事例では、通常のメニューに加えて、大会ごとにタブを分けています。
大会情報のタブには、参加案内・エントリー・リザルト・大会ホームページなど、参加者が必要とする情報をまとめて配置しています。
そのため、参加者はLINE上で目的の大会を選び、必要な情報へスムーズにアクセスできます。
このように、LINE集客では友だちを増やして情報を配信するだけでなく、友だち追加後にユーザーがどのように情報を探し、最終的な行動まで進むのかを考えて導線を設計することが重要です。
LINE情報を収集し、来店施策につなげた事例
ショッピングモールのように、幅広い顧客が訪れる施設では、まずLINEを通じて顧客との接点を作り、その後の施策につなげることが重要です。
こちらの事例では、来店数の増加を目指してさまざまな施策を検討していたものの、顧客の属性や興味・関心を把握できておらず、施策を手探りで進めていました。
そこでLINEを活用し、アンケートとガチャキャンペーンを組み合わせて顧客情報を収集する仕組みを構築しました。

アンケートでは年代や性別だけでなく、家族構成や休日の過ごし方などの情報を取得。
さらに、アンケート回答の特典として地域のお店で使えるクーポンを発行することで、顧客にメリットを提供しながら情報を集める仕組みを作っています。
また、クーポンの利用状況も把握できるため、どのような施策が利用されているのかを確認し、次回の企画検討にも活用できるようになりました。
配信対象を分け、予約につなげた事例
某自動車販売店では、以前からLINE公式アカウントを導入していたものの、一斉配信が中心で、必要な情報を必要な顧客に届けられていないことが課題でした。
そこで、お客様の属性やニーズに合わせて配信対象を分ける運用に変更。
車検やメンテナンスの案内など、顧客ごとに必要性の高い情報をLINEで届けることで、メッセージからそのまま予約へ進める導線を整えました。

その結果、車検・メンテナンスの案内から予約へ誘導しやすくなり、入庫率の向上につながりました。
さらに、顧客の属性やニーズに合わせた配信によって、お問い合わせ件数の増加にもつながっています。
LINE公式アカウントの運用をさらに強化するなら
ここまで、LINE公式アカウントで友だちを増やし、情報を届け、来店や予約などの行動につなげる流れを紹介してきました。
いずれもLINE集客には欠かせない取り組みです。
一方で、実際に運用を始めると、
● 顧客ごとに配信内容を変えたい
● 顧客情報を蓄積・活用したい
● キャンペーンやアンケートなどの施策を実施したい
● LINE運用の作業負担を減らしたい
といった課題が出てくることがあります。
こうしたLINE公式アカウントの標準機能だけでは対応しにくいケースはLINE拡張ツールの活用がおすすめです。
「KAKERU」では、顧客管理やセグメント配信、キャンペーンなど、LINE公式アカウントだけでは実現しにくい施策を、企業ごとの運用に合わせて構築できます。
また、「LINEを活用したいけれど、何から始めればいいか分からない」「自社に合った運用方法を相談したい」といった段階でもご相談いただけます。
LINEの運用や活用方法について、少しでも不安や悩みがある方は、まずは無料資料をダウンロードしてみてください。
LINE集客の基本から具体的な活用方法まで、これからLINEを活用したい方にも分かりやすくまとめています。
目的に合わせてカスタマイズできる「KAKERU」


